メタボリック発電!?


スポーツジムのランニングマシーンに乗りながらふと考えた。
このお腹の脂肪の多くは、美味しいものたちを欲望のままにたんと食べたことによって作製されている。
しかもそれらは海外から、CO2を排出するエネルギーを使い運ばれたものだ。
多大なフードマイレージと共に、脂肪も稼いでしまったのだ。
そして、その脂肪をこれまたCO2を排出するエネルギーを使って燃焼させている。
なんということか。地球よ、本当にごめんなさい。
この脂肪、何かに還元することはできないものか。
自然エネルギーや、再生可能エネルギーに注目が集まる今、
このランニングマシーンに発電機をつけ、全国のジムを発電所にしてしまってはどうか。余分な脂肪を燃焼させ、少しでもエネルギーに還元できたら、気が楽になるかもしれない。でも、人力発電は発電時に大量にCO2が発生しちゃうから、
クリーンエネルギーとは言えない。自分ってやっぱり、むなしい存在だ。

文・関千里 絵・田上千晶

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