大人おしゃれの極意



同じくらいがんばっておしゃれをしているのに、人に褒められる時とそうでない時があるのはなんでだろう。自分が他の人のおしゃれを褒める場合を思い返し、分析してみたが、どうも“真似したくなるおしゃれ”をしている人に「素敵ね」と、言うことが多いようだ。“自分らしくある”と同時に“共感”を呼ぶスタイル、これは、にわかの努力でできるものではない。確かに、おしゃれの達人はお宅に伺ってもなんだか素敵。個性もあるけど共感できる。「私もこんなスタイルしてみたい」と、まわりの人に思わせるセンスがある。そして目には見えないけどもうひとつ。真の大人のおしゃれに欠かせない能力があることを知った。それはメンテナンス力。おしゃれの達人たちはみんな、スタイリングのコツを教えてくれた後に、私の目を見てこう言うのだ「雑でズボラは駄目よ」と。私はドキッとして、とっさにほつれたスカートの裾を隠したのだった。

 文・関千里 絵・田上千晶

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