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スイーツ男子
友人から素敵なクッキーをいただいた。センスが光るパッケージと味わい。彼女の職場のスイーツに詳しい後輩男性がセレクトしてくれたものだった。まさに「スイーツ男子」。バレンタイン目前の時期には、チョコセレクトのアドバイスを求める女子が彼の前に行列するのだとか。ちなみに同じ職場に観劇通でチケットを手配してくれる男性がいるそうだが、その彼は「観劇王子」と呼ばれている。しかし、鉄道好きで出張の乗り継ぎを即座に答えてくれる年配社員の呼び名はなぜか「鉄道オヤジ」。わかりやすいがあまりに非情だ。かくいう私と同じ年の山好きな友人も決して「山ガール」とは呼ばれない。「女子会」という言葉も私たちはいつまで使えるのか…いや、もう無理かな。
文・関千里 絵・田上千晶