５分朝活

　いつもより５分早く目覚まし時計をセットし、毎朝「５分朝活」を試みている。柔軟運動や、語学などたった５分でも毎日継続してやれば成果は上がるし、気分もいい。30分ではきっと長続きしないだろう。５分というのがいいのだ。聞けば、５分だけの掃除や断捨離をしているという声も。

しかし、ひとつ悩みがある。それは短時間でも効率的にできるストレッチや、語学の教材を見つけるのが難しいこと。それを探して、「５分朝活」の準備のために２～３時間を費やしてしまうことも。なんだか矛盾している。
そんなわけで、はじめの志がくじかれていき、いつの間にか「５分朝活」は自己啓発活動から娯楽活動へ。昨日の朝は５分のお茶＆おやつ、今朝は５分限定のネットショッピングに。もしかしたら、５分間寝ていたほうがいいかもしれない！？

 　文・関千里　絵・田上千晶